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補聴器の課題の7〜8割は未解決。
 今朝、表通りでアスファルト道路をダイヤモンドカッターで切断していました。
その強烈な音を聞きながら、このような音を裸耳のように聞ける補聴器が出来ないものかと思いながら側を通り過ぎました。

 昔からあって今も変わらぬ補聴器類の問題点は 

 1)雑音が非常に強く多く聞こえる。
 2)耳が疲れる。
 3)衝撃音が耳に痛い。
 4)音は聞こえても言葉を聴き取れない。
 5)遠くの音が聞こえない。
 6)騒音が多い場所では人の言葉を聴き取れない。
 7)特定の音が異常に大きく聞こえたりする。

等ですが、近年の補聴器ではこれらは少しだけ改善されてはいるようです。しかし前回のブログに書いたように基本的には何十年も昔と大差ありません。

 「デジタル方式になって補聴器は大変な進歩を遂げた」という賞賛の言葉を補聴器業界の方からよく聞きます。しかし、「その差を感じることができない」、或いは「少しよく聞こえるが、アナログ補聴器の方が好ましい音がする」、というような使用者の言葉もいたる所で聞かれます。

 インターネット上で「集音器は使うべきでない、個人の耳に合わせて調整される補聴器でなければ耳を悪くする」などと書かれたホームページが数多く見られます。もしそうなら、以前は耳を悪くする補聴器を「よく聞こえます」と言って売っていたのでしょうか、調整型補聴器が増え始めたのはここ数年のことです。それに、正しく調整出来る補聴器店は大変少ないという話もよく聞きます。正しく調整出来ないなら調整型補聴器の意味がありません、いやむしろ無調整型補聴器の方が良い筈です。

 また、集音器の中には多くの補聴器よりも大変よく聞こえるものもあります。これらは集音器としては良い値段ですが、補聴器に比べれば格安です。

 更に、数千円の集音器より聞こえない補聴器もたくさんあるらしいことを補聴器を販売するようになってから知りました。それまで使っていた高価な補聴器より私の販売した集音器の方がよく聞こえるというお客様はかなりあるのです。

 このような中でグッドイヤーは衝撃音と言葉の聴き取り性能の面で画期的な特性を実現出来たと思います。また雑音でも大きく改善されました。しかしこれらの改善は、耳のメカニズムに沿ったものではないので根本的な解決とは言えません。
このようなことを全体として考えてみると、グッドイヤーも課題の7〜8割は未解決と言えます。
しかし当社はこれらの問題にまだまだ取り組んでいくつもりですので、今後もご声援を賜りますようお願いします。

 次回からはラージで扱っている商品について販売者としての感想などを書いてみたいと思います。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0)
進歩が遅い補聴器
 私が最初に補聴器と出会ったのは子供のころ、丁度HONDAのスーパーカブが発売されて2〜3年後、親戚の叔母さんが箱形の補聴器を使っていました。
それは今の箱形補聴器と殆ど同じ外観で小さなものでした。その頃は耳穴タイプは有りませんでしたが、箱形は今でも多くの愛用者がありますから、補聴器の外観や使い勝手はもう相当長く大して進歩していないかのようです。

 次に私が補聴器に出会ったのは就職してすぐでした。会社で補聴器が扱われていたのです、それが補聴器の音を聞いた最初でした。その補聴器の音は大変騒がしく、難聴者にはこれでまともに聞こえるのだろうかと不思議に思ったものです。
しかし、補聴器からはすぐに離れたので、それから2001年に販売を始めるまで補聴器に接することはありませんでした。

 補聴器の販売を始めたばかりの頃の私は、販売しながらお客様から補聴器や難聴の知識を戴いていたような状況でした(幸い電気の知識はありましたからお客様のお話は初めて耳にする言葉も殆ど理解出来ました)。その中で、補聴器の音が煩いのは難聴者にも同じというか、難聴者の方がもっと酷く感じているのだということを知りました。
また「大きな進歩を遂げた」とあちこちで賞賛されている補聴器が実は、何十年も昔のものと同じ、しかも最も重要な問題を抱えたままであることも知りました。外観だけでなく中身もそれ程進歩していなかったのです。

 しかし、骨伝導補聴器は音が煩いという欠点が無くて、大きなサイズにも関わらず喜ばれました。快適に聞こえるならお客様は大きなサイズを我慢してくれるのです。しかし、高度難聴には大抵無理でした(高度難聴でも聞こえる方も時々あります)。
補聴器業界の方から骨伝導補聴器への批判をよく耳にします。しかし、何故批判するのでしょう。高度難聴には使えないことが多いのは事実ですが、耳を覆わないので圧迫感が無く、音も煩くないという大変優れた長所があります。もし、お客様に良い商品を提供するという自負があるなら批判は止めて、これを扱ってみてはいかがでしょう。それが良いかどうかはお客様が決めてくれます。欠点に捕らわれ長所を評価しない、補聴器の進歩が遅いのはこんなところにあるのかもしれません。

 補聴器の販売に先立って行った拡声器開発の中で私は、音のダイナミックレンジ(音の最小レベルと最大レベルの比)を小さく出来る回路を考案しました。この時、音のダイナミックレンジを小さく出来るこの回路は補聴器に適しているだろうと考えていました。
難聴者は可聴ダイナミックレンジが狭いということをどこかで聞いて知っていたのです。

 このような状況の中で、拡声機の回路を使って「音のダイナミックレンジを小さくすれば補聴器の欠点を一気に解決出来るに違いない」という気持ちが強くなっていき、補聴器の開発に着手することになりました。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0)
2ndの生産でトラブル
 グッドイヤーの改良は発売後も続けました。そして、改良した回路の試作品を益田様に評価してもらった結果、「なかなか良い」という言葉を下さったので、2ndロットは新回路で製造しました。しかし、益田様には回路を変えたとはお知らせしていませんでした。
私としては益田様が充分良い評価をくれた回路だったし、原理的には旧回路と同じだったのでのでそんな必要が有るとは思わなかったのです。

 しかし、新回路グッドイヤーの1台目と2台目はかがやきパソコンスクールで売れたというより、より良い新回路の商品(と思っていた)を優先的にかがやきパソコンスクールへ出荷しました。しかし、これで問題が発覚しました。
お客様から「試聴した時の聞こえと随分違う」と言われたようです。益田様のチェックで不良品と判断され返品となりました。

 ところが私がこのセットの音を聞いても何が悪いのか分かりません。しかし、益田様からは、この音は「ヘルメットを頭に被せられてその上から棒でガンガン殴られているような音だ」と言われてしまいました。
そう言われると少し刺激的な音の様ではある、しかし私にはそれ程のことには感じられないのです。

 急遽販売を止めて原因の究明を始めましたが、原因はなかなか分かりませんでした。何しろ原因を究明する人間に音の違いが分からないのですから。そのため、原因が分かるまで随分時間がかかりました。
注文が入っても出荷する訳にきません。また、改善したつもりで益田様に試聴してもらってもいっこうにOKが出ない、かなり焦りました。

 それでも、2ヶ月くらいで原因が分かり、急遽全数改善を行い漸く安心しました。

 開発当初、グッドイヤーの優れた聞こえが専門家に理解出来なかったように、この時はグッドイヤーの悪い音が私に分からなかったのです。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0)
発売間近に知った聞こえる本当の理由
 グッドイヤーの発売直前の2005年5月、試作機の評価をある方(都合によりお名前は公表できません)に依頼しました。
この方は自身が高度難聴でしかも補聴器や聞こえに関して深い専門知識をお持ちでした。そして、この方もグッドイヤーに高い評価を下さいました。

 この時、その方は補聴器が専門でない私がグッドイヤーを造ったことに大変驚き、手紙で親切に解説してくれました。
私はただ、ダイナミックレンジを小さくする事だけを念頭に開発を進めたのですが、もっとカッコ良い専門理論が有ったのです。その理論はダイナミックレンジが小さいことと近い関係にありますが、少し違いました。そして、グッドイヤーの回路はダイナミックレンジが小さいことによる効果は勿論、そのカッコ良い理論のためにも大変好ましい動作をしていたのです。

 解説の中で最も重要な部分はホルマントの説明でした。それは、

人は声のホルマント(発音特有のいくつかの周波数成分)を分析して聞き分けているが、ホルマントはレベル差が大きく難聴者は大きなホルマントしか聞こえない場合が少なくない。しかし、グッドイヤーはホルマントのレベル差を小さくして難聴者にも聴き易い音をつくり出す。

 ということでした。

 これを教わる以前にホルマントという単語には接したことがありました、いやその単語の混じった文献を読んだことがありました。しかし、その時はホルマントが何なのか知らなかったので文献はえらく難しく感じられ理解出来ませんでした。
そして上記のことを教わった後に、同じ文献を探して読んだところそれは難しくはありませんでした。

 グッドイヤーは、フォルマントのレベル差を少なくすることで大変深刻な難聴でも音を聴き分けることが出来、ダイナミックレンジを小さくすることで雑音の問題を非常に高レベルで改善出来たと言えます。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0)
グッドイヤーを発売
 ともかく、すんでのところで試作機は「グッドイヤー」という名前で陽の目を見ることになりました。

 グッドイヤーの発売は恐る恐るでした、訳の分からない零細会社が販売する無骨で馬鹿でかい商品にお客様がお金を払ってくれるだろうか、というのが一番の心配でした。
そして何より制作者の私自身がまだ性能に確信を持っていなかったのです。

 しかしその心配は直ぐに払拭されました。まだ販売台数は微々たるものでしたが発売後2ヶ月目には強い自信を持つようになっていました。
わざわざ「これ、よう聞こえまんな」と電話下さる方、「母と会話が出来るようになった」と涙を流さんばかりの手紙を下さる方等が続出したからです。
もっとも、お客様もダメモトという気持ちで購入され、ダメでないことに驚かれるようです。

 しかし「音が少し大きく聞こえるだけ」とか「大して聞こえない」といって返品されることもあります。このような時、どんな具合だったのかと思って電話してみると補聴器店の方や、難聴の研究をされている人だったりすることがあります。
最初の試作機で専門家の評価がさんざんであったことや、作成した私にさえそれ程のことに思えなかったように、その人たちも健常者であるがため分からないようなのです。

 「難聴者に聞こえるかどうかは、どんなに優秀な研究者より難聴者の判断の方が正しい」当たり前過ぎる話しではあります。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 20:04 | comments(0) | trackbacks(0)
益田代表から絶賛のメール
 「この補聴器はすごいですよ、104dBの人に聞こえますよ!」というメールを益田代表から戴いたのは補聴器をプレゼントしたすぐ後でした。このメールはプレゼント補聴器を絶賛していました。後に一番最初に試聴してもらった試作機についてお尋ねしたところ、そのことはすっかり忘れられていました。それ程プレゼントした補聴器は衝撃的だったそうです。

 益田様のメールが私には信じられませんでした、正直からかわれていると思ったものです。理由は補聴器メーカーのベテラン技術者の評価が悪かったからです。「何一つ得るものがない、会って損した」というような顔でした。私はすっかり自信を無くしていました。

 益田様のメールはそのようなところへ届いたのです。そのため、返信メールの内容は「そんなことは信じられない」だったと思います。
これを読まれた益田様からはものすごい剣幕のメールが届きました、正確な内容は覚えていませんが「俺が嘘などつくものか、直ぐに商品化しろ」というような内容だったと思います。このようなメールは数回やりとりされました。

 どうやら本当らしい、けれども「商品化しろ」と言われてもすぐにハイそうしますと言える程に簡単ではありません。
しかし、104dBの人に言葉が聴き分けできる程聞こえるとしたら(後に115dBを超えてもよく聞こえる場合が少なくないことが分かりました)、これを世に出すのは開発者の責務かもしれないと思ったものです。まだ信じ切れませんでしたが商品化することにしました。

 とは言え、聞こえるのは本当だったとしても売れるだろうかと、まだまだ心配でした。そのため、最低限の費用で商品化することにしました、資金が無いのも原因ではありました。だから最初の商品であるグッドイヤーは益田様に差し上げた試作機と殆ど同じになりました。

 随分後になって、益田様にプレゼントした試作機は偶然に最適状態に調整されていたことが分かりました。
もしこの偶然が無かったら、もし試聴下さったのが益田様でなかったら、もし益田様にプレゼントをしなかったら、もし益田様があれほど強く商品化を迫らなかったら、
グッドイヤーは生まれ得なかったのです、この「もし」のどれ一つを欠いても。そして、「もし」の内容の殆どは益田様に関するものです。

 益田様有り難うございました。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 13:19 | comments(0) | trackbacks(0)
益田代表と補聴器メーカーに試聴依頼
 新試作補聴器の出力信号波形は予想に違わず高度難聴用として理想的なものでした。だから、私としてはけっこう優れているだろうと考えました。けれども私が聴いた感じでは、かなり良いといえどもびっくりという程ではありませんでした。

 しかし、理屈的には随分良いので実際に高度難聴の人に試してもらうべく以前訪問したことのある、かがやきパソコンスクールの益田代表に試聴をお願いしました。
(かがやきパソコンスクールは自身が高度難聴の益田様が代表の難聴者のためのパソコンスクールで、その活動はテレビや新聞で度々報道され全国に知られています。)

 益田代表には以前、骨伝導補聴器をお見せしたことがあり面識がありました。新試作機を試聴してもらったのは2005年の正月明けすぐでした。
その結果「大変良い、これまで使い物になる補聴器に巡り会ったことがないが、これなら使える」という評価を戴き意を強くしました。

 また、その直後には某補聴器メーカーでも試聴してくれることになり、試作機をもって伺いました。このメーカーではベテラン技術者の他に音響工学博士もご一緒でした。
しかし、評価はさんざんでした。片や益田様には賞賛され、もう一方はさんざん、どうしたものか、専門家がダメというからには大したことはないのかもしれない。
やっぱりダメかと、力が抜けたものでした。

 しかし、賞賛してくれた益田様には使える形のものを造ってプレゼントしました。そして、これが商品化につながることになりました。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0)
高度難聴用補聴器の開発
 補聴器の売り込みの断念と共に、みみ太郎をインターネット販売の商品に加えることにし、早速シマダ製作所にお願いしたところ快く扱わせてもらえることになりました。

 みみ太郎が入荷すると、再度念入りにテストしてみました。音質は展示会で試聴したSX−1に比べやや貧弱でしたがそれでも私の試作機よりは良かったと言えます。特に音の定位が優れていたように思います。

 みみ太郎は回路的には何の特徴もなく、マイクロホンだけが通常の補聴器と違っていました。このマイクロホンの構造を見たとき、それは私の試作機と動作上で共通点があることに気がつきました。つまり私の試作器が回路で行っていることをマイクロホンで行っているように見えました。また、その共通点以外に、みみ太郎は耳介に似た構造を持っていましたが、これが私の試作機より優れている主な原因かもしれないと想像できました。

 みみ太郎のテストが済んだ時、回路的に信号の処理を行う私の試作機は、マイクロホン方式のみみ太郎に音質で劣るものの衝撃音特性では有利かもしれないと思いつきました。
そしてこの衝撃音特性を更に改善すれば高度難聴用として優れたものが出来るかもしれないと考え実験を始めました。
これは正解でした、約4ヶ月後に最初の高度難聴用の試作補聴器機が出来ました。

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 現在主流のデジタル補聴器は小さくて目立たないことに重きが置かれ、聞こえに対する性能は犠牲にされているようにさえ見えます。
しかし日本では聞こえや取り扱い易さが重視された、サイズの大きい機器を開発する小さなメーカーが何社も生まれています(老舗補聴器メーカーの製造からの撤退が相次ぐ中で、注目すべき現象ではないでしょうか)。
当社はこのような中でもとりわけ小さなメーカーですが、聞こえの良さではどこにも負けません、サイズも負けていませんが。

 デジタル補聴器の出現と共に、補聴器のハード開発は大手メーカー(世界で数社)の宴占が進んでいます。原因は、販売数量の少ないメーカーは小さな部品の開発に支障をきたすようになったためと思われます。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0)
最初の試作補聴器が出来る
 補聴器の開発を始め1年半くらいで手前味噌ながら、なかなか良く聞こえる試作補聴器ができました。
あっちこっち持ち歩いてテストしてみたところ、頭が痛くなるような補聴器特有の雑音が大変少ないことが分かりました。また人の声もよく聞こえ、銀行の窓口やお店のレジなどで、店員さんの声がハッキリと綺麗に聞こえるので感動したものです。
このころの目標は煩くなくて綺麗な音で聞こえることでしたから満足できる出来映えだったと言えます。特に至近距離の人声の綺麗さは下記のみみ太郎以上でした。(この時の綺麗な聞こえは後の高度・重度難聴用聴覚支援機でもいつか実現したいと思っています。)

 早速、補聴器の売り込みを始めました、しかし興味を持ってくれたのはただ一社、E社だけでした。
ここには試作機を預けましたが不採用となりました。E社ではこれを専門家にみてもらったそうですが、芳しい評価ではなかった様です。

 E社と同時に拡声機の売り込みで伺ったことのあるW社にも再度売り込みました。
しかしW社ではこの時丁度、障害者用機器の展示会を準備しているところで、そこに出展したらどうかと勧められ、出展することになりました。ミイラ取りが、ミイラになってしまった訳です。
そしてこの展示会にはシマダ製作所の「みみ太郎」が出展されていました。この音を聞いた私は大きな衝撃を受けました。みみ太郎の音質は、私が開発した補聴器と同類でしたが、多くの面で私の補聴器より優れていたのです。

 E社が採用してくれなかったのはともかく、試作機より優れたものが既に有ったのはショックでした。これでは他社に売り込みなどできません、断念するより他ありませんでした。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 21:02 | comments(2) | trackbacks(0)
補聴器開発のスタート
 当社は、小型装着拡声機の製造販売を目的に2001年4月に設立致しました。
この拡声機は喉頭癌等で声が出難くくなった方の会話や、小規模講習会などで手軽に使用出来ることを目的としていました。
そしてこの拡声器のために開発した回路が、補聴器(正しくは高度・重度難聴用聴覚支援機グッドイヤー)の元になりました。

 拡声器の販売は始めましたが、この市場は大変小さくてセカンドロットの製造などは思いもよらない状況でした。そのため、かねてから思い描いていた補聴器の開発にとりかかりました、他にすることが無かったのも理由です。

 しかし、この時は補聴器の製造をすることまでは考えていませんでした。高性能補聴器を創りその技術を他社に買ってもらい、その販売金を資金に更に良い拡声機を開発したいと思っていました。また、補聴器は拡声機の開発で考案した回路にちょっと手を加えて組み込むだけで可能と考えていました。

 ところが実際に試作してみると、拡声機の回路では安物補聴器と少しも違いませんでした。拡声機の回路そのままでは補聴器には何の効果も無かったのです。
かと言って、新回路を非常にハードに作用させると歪みで聴けたものではありませんでした。
そのため非常に強く作用させてもなお、あまり音質が悪化しない回路の考案にとりかかりました。そしてその完成にはこの後2年もかかることになりました。

 この2年間拡声器の販売は、少ないけれども他の難聴機器と共に会社を支えてくれました。
posted by: なめそ | グッドイヤー(補聴器)開発 | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0)