パイオニアから
新型フェミミが発売されました。
新型フェミミにはアナログ方式(VMR-M700)とデジタル方式(VMR-M800)があります。二つの大きな違いはVMR-M700が音質が1種類なのに対し、VMR-M800は音質が4種類(スイッチで切替)であることです。それ以外はカラー、電池持続時間、重さ、充電方式、価格が異なります。
音質はVMR-M800の方が低域が強くパワフルに聞こえるのに対し、VMR-M700は自然で疲れにくいかもしれません。しかし、旧タイプ(VMR-M78)に比べるとVMR-M700も低域が強く聞こえます。
カラーはVMR-M700が3色(ゴールド、ピンク、ブルー)、VMR-M800は2色(ホワイト、ゴール)です。旧型のデザインも優れていましたが、更に洗練されました。音響メーカーならではの明るい仕上がりです。
新型フェミミはマイクロホン部がイヤホン部と一体化されています。このような構造は他社商品にも多く見られます(シナノケンシ、オーディオテクニカ、アドフォックス、製等)。
利点は、衣擦れ音が起こらない、自然な形で集音が出来る、電話で利用し易い、等です。
しかしこの方式は、マイクロホンとイヤホンが近いので対策を講じないとハウリングが起き易い欠点があります。新型フェミミではハウリング防止のためにイヤホンの密閉度が旧型より高いようです。旧型フェミミよりも低音が強く聞こえるのは多分このためでしょう。(耳穴型補聴器で咀嚼音が気になるのもハウリング対策の密閉型が原因です。)
話はずれますが、
ホワイトイヤーのマイクロホンは本体に内蔵されています。これは、ホワイトイヤーは非常に深刻な難聴に使われるのでハウリングが起きにくいことが大変重要だからです。また豊富な市販のイヤホンやヘッドホンが使える利点もあります。
イヤホンコードの途中にマイクロホンがある
旧型フェミミや
みみ太郎は、ホワイトイヤーと新型フェミミの中間的な考え方の構造だと言えます。